これからのブランディングは木村社長の「すしざんまい」に学べ!

オラ!ジョージです。

先日またもや話題になってましたね、すしざんまい!

引用:AKB48チーム8、マグロの「ギネス記録認定式」に出席

この写真がなかなか強烈で、ネットでは

「すしざんまいの社長がAKBを公開処刑www」
「すしざんまいの社長のバランスおかしくねwww」と大盛り上がりでした。

でも初競り1億5千万がギネス記録?それって結構昔の話じゃない?
まぁそれはさておき!すしざんまいが話題が上がるたびに思うんですが、

彼らのブランディング手法ってどれもめちゃくちゃ巧妙ですよね!

特に水産物を扱う企業の中ではピカイチなのでは!?

私個人的にですが、すしざんまいって寿司ネタのレベルとしてはまぁ並だと思うんですよ。
これはサーモンを食べて魚種を当てれる方はわかると思います。※あくまでも個人的にです

すしざんまいは価格的に若干高めの、まぁ一般的なチェーン店だと私も思います。
テレビで「話題」の人気寿司店をメッタ斬り!-東洋経済ONLINE
これももしかすると、もしかしないかもしれません…

でも世間では少なからずすしざんまいには上質なイメージがあって、さらに社長のエピソードを語れる人も多いように思います。

この裏にはすしざんまいの隠されたブランディングテクニックがあるのではかろうか!?

ということで彼らのブランディング手法をいくつかみていきましょう!

すしざんまいのメディア戦略

マグロの初競り!

なんといってもこれははずせない、マグロの初競り!

4年前の1億5000万円での落札は本当に話題になった!!
どこもかしこもニュース番組は初競り一色でしたね!

2013年 すしざんまい 1億5540万円
2014年 すしざんまい 736万円
2015年 すしざんまい 451万円
2016年 すしざんまい 1400万円
2017年 すしざんまい 7420万円

マグロ初セリ、史上最高の1億5540万円 築地

いやーすごい。同じ水産物を扱う者としてあっぱれ!

さらにこれに対して喜与村(すしざんまい)の木村清社長はこう話している。

「話題づくりを期待しているわけではなく、お客さんに一番いい物を食べてもらいたいと思った結果」

な、なんだって!!
いち経営者が自社の資本金を超える1億以上もの買い物をして、お客様にいい物を食べてもらいたいだけだなんて…!!いやー…にくい!
いやー……にくい!!

ちなみにこの初競りの広告効果は当時40億とも言われていました!いやー…

1億5千万円初競りのすしざんまい「広告効果は40億円」 – 女性自身[光文社女性週刊誌]

しかもこの初競りのインパクトは決して止まらず、以降もメディアが毎年の恒例行事として初競り=すしざんまいというニュースを流し続けてくれているので、実際はこれ以上なのでは!?

初競りはマグロだけじゃない!?

この初競りブランディング、他の飲食店も乗っかりましょうよ!
例えば今年行われたフグの初競り、最高値はキロ1万8千円とのこと。
「新春フグ」最高値は1キロ1万8千円也 下関で初競り – 産経WEST

キロ1万8千円くらいの競値ならそこまで大きな出費にはならないはず。初競りくらいは果敢に攻めて、ある程度は辛抱して高値で競り落とし、それをうまくメディアで謳えば自店のブランディングに繋げられるのかもしれませんね。「初競り最高値のフグ」または毎年初競りをものにする「こだわりのフグ料理屋」があれば私も足を運んでみたくなります!(というか今ふぐが食べたいだけ)
※もちろんメディアの取材に対しては「お客様にいいものを食べてもらいたいと思っただけです!」と答えてくださいね!

ウェブメディア戦略-すしざんまい社長が海賊殲滅!!?

こちらは昨年のことでまだまだ記憶に新しいですね。

なんと社長がソマリアの海賊問題を解決したというではありませんか!
すしざんまい社長が語る「築地市場移転問題」と「ソマリア海賊問題」

木村(社長):いろんな国や国際機関も援助をやっていますが、どれも上滑りのことばかりであまり役に立っていないことも少なくありません。ソマリア沖じゃ一時は年間300件、海賊による被害があったそうですが、うちが行くようになって、この3年間の海賊の被害はゼロだと聞いています。よくやってくれたと、ジブチ政府から勲章までいただきました。

いやー相変わらず…にくいね、社長!

しかしこれには様々な意見あり!
そもそも木村社長は「私が海賊を壊滅させた」なんてことは一言も言っていません。

喜与村社以上の社会貢献活動を行っている企業も少なくないと思いますが、ここまで大きく取り上げられ話題となったのはソーシャル上で尾ひれはひれがついて「すしざんまい社長が語るソマリア海賊問題」が「ソマリア沖の海賊をすしざんまい木村社長が壊滅」というテーマに変わっていったためここまで大きく拡散されたのでしょう。すしざんまい社長はソマリア沖の海賊を壊滅させたのか?(dragoner) – 個人 – Yahoo!ニュース

「すしざんまいの社長がソマリアの海賊を壊滅させた武勇伝はインチキ」 ノンフィクション作家が指摘

よくよく考えれば、ソマリア海賊は深刻な国際問題であり、そもそもソマリアの海賊による海運保険料率の引き上げや警備費、各国の軍事費の増加などにより、世界貿易コストは180億ドル押し上げられているとのこと!180億ドル=約2兆円!ソマリア沖の海賊  -Wikipedia

これは「船数隻を持っていって対話した」で解決できる問題ではないのは自明の理です。

ちなみにこれも知ってかしらずかネットでは大盛り上がり!
「マグロを1億5千万で競り買うあの社長が海賊撲滅までもやってのけた!」と
これもかなりの広告宣伝効果があったと言えます。

初競りで大胆不敵な社長のイメージを用いて、人の心をうまくついた宣伝記事なのかもしれませんね!

最近では豊洲移転問題でも!?

すしざんまい、なぜ豊洲新市場「千客万来」の整備を断念したのか 木村清社長「断腸の思い」

商業施設、千客万来の撤退は私としても非常に残念でした。
しかし計画の詰めが甘かったのもまた事実。

この社長の涙ながらの会見は見ている我々の心にグッとくるものです。さすが熱い魂を持つ社長、私たちのために、こんな….ハッ!!いや、すしざんまいはそうはいっても宣伝のプロ!これにも裏があるに違いない…!?

スリーセット理論とすしざんまい木村社長

スリーセット理論とは、人は初めて会った人の印象や評価を、
初対面から3回目でかなり固定化してしまうという理論です。
それより以降は、最初に創り上げた印象を強める事にしかなりません。「自分の良いところをゆっくり理解して欲しい。」という人がいますが、一度印象や評価が固定してしまえば、それは難しいのです。ですから、人と人の出会いの印象は、初対面の印象がとても大切です。スリーセット理論 | 心理学に関する用語ナビ

1億5千万マグロの落札、海賊壊滅、千客万来。これだけで直接会ったわけでもない、私の中の木村社長のイメージが固定化されてしまっていますね。すしざんまいに関しても、社長の人柄とこれまでの戦略から、とてもおいしくて社会意義のあるお寿司屋さんのように思えてなりません。これをさらに印象付けるために社長は数多くのメディアに積極的に出ていますしね。

もしここまで全てがすしざんまいの戦略だとしたら費用対効果はかなりのものなのでは?
というのも大量の資金投入をして一方通行の広告をただ散布するわけではなく、ニュースやSNSでの拡散に大きく拠っているのだから…!!

まとめ

もしここまで狙ってやってるのならマグロ大王木村社長を操る裏のメディア大王がいるのかもしれませんね!

すしざんまいを通して競りや巨大マグロといった水産業の魅力が流布され、それで業界全体が賑わうことはとっても喜ばしいことです。すしざんまいのブランディングには木村清社長の強烈なキャラクターもさることながら、初競りマグロ等の水産文化(海賊も!?)をコンテンツとして上手く扱ってることに起因しているようにも思います。

水産業全体の持つコンテンツとしての潜在能力は非常に高いんです!

漁師・市場・競り、そして鮮魚、マグロや寿司といった生産現場から流通形態、川上から川下まで全てがコンテンツになりうる業界って珍しいのではないでしょうか?

今や普通に魚を売っても全く儲からない時代です。うまく水産業の特色をコンテンツとして扱えるかが、生き残りの肝になってくるのかもしれませんね。

例えば先月オープンした「丸魚専門店 おかしらや」は丸魚(捌く前の魚)専門店であり、魚を安く買えるだけでなくレシピと共に魚1匹の調理体験を付加価値として提供されています。魚を捌くという行為も見方によっては面白いコンテンツになるのです!

ということで私もがんばって金目鯛の煮付け作ってみました!
美味い、そして楽しい!

煮付けって簡単に調理が出来る割に、料理できる感がでて良いですよね!

…あれ、なんか途中で話が逸れた気もしますが、以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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ジョージ・ホルヘ(冷酒にハマっている)