オラ!
ジョージです。
鍋が美味い季節になってきましたね。ほくほく。
ところで魚を使ったクリエイティブすぎるニュースが話題になってますな。
魚自体が魅力的なコンテンツであることに気づき、そしてそれを用いた企画を実行したスペースワールドはさすが!是非賞賛したい!
私は好きですよ!
「命の冒涜だ!」なんてって思う方が多いようですが、子供連れやカップルなら楽しいのでは?足元見ながら滑るのは確かに危険ですがそもそもスピード出すようなリンクではないようですし。
しかし世間の声は厳しく…
魚の氷漬けのスケートリンク、悪趣味過ぎてムカムカする。死んだ魚を使ったとはいえ、食べるための殺生とは全く異次元の話だし、ツイートしたスタッフも非常識を通り越して頭がおかしいとしか思えない。#スペースワールド
— しおふきんちゃん (@shiofukin) 2016年11月27日
何処ぞのスケートリンクの中のお魚、止むを得ず破棄処分になる魚の有効活用でなくただのお飾りなの?
命の冒涜じゃないそれ?
食べるなら残さず食べる、飼うなら責任を持たない人、なんか嫌い。
— E.T.@趣味垢 (@love_aqua88888) 2016年11月22日
確かに魚本来の魅力をうまく活かせていなかったのも事実。
客観的に見ると滑っているというのも頷ける。いやスケートリンクだけに滑ってるってとこまでがネタなのか!?そうなのかスペースワールド!!?
魚5000尾の行く末に関して
世間は言った「可哀想!もったいない!」
運営は言った「じゃあすぐに捨てます!」
これでは、魚たちが最も可哀想な形で終わってしまうんじゃないか!?
ではこの魚たちをどう活かすか!?
スペースワールドは今すぐ「スケートリンクに飾った氷漬けの魚は綺麗な水を使用しているので展示後は表面を洗浄した後、シロクマやペンギンにプレゼントいます」とかのフォローをしたらいいんじゃないかな
— 湖西晶@〆切ごはん③まで発売中 (@akikonishi) 2016年11月26日
スペースワールドの魚氷漬けスケートリンクは、残酷だと炎上して、その熱で氷が溶けて、魚が元気に泳ぎだすところまで想定した演出なのでは。
— あれっくす (@NStyles) 2016年11月26日
ということ私も考えました。
「リンクの氷を掘削してゲットした魚は持ち帰って調理して食べることができる」
名付けて!「スケータリング!」(ケータリングとかけて)
え、もしかして私の方が滑ってます??
というのも、保存状態次第ではこの魚まだ食べれるのではないか!!
と、思いましたがよく見るとこの血抜きも内臓除去もされてないんですね。
魚は冷凍する前に内臓除去をしないと鮮度劣化がかなり早くなるんですよ。
さらに冷凍魚の保存は-18℃以下じゃないとこれまた鮮度落ちします。
スケートリンクの氷といえど、そこまで低温を保ってはいなさそうですよね。
血もにじみ出てるくらいですし。。
しかしスケートリンク魚にも優れている点が一つあります。それは…
良質なグレージング加工!
多くの冷凍魚にはグレージングという加工工程があります。
これは凍結させた魚をあえて水に潜らせて表面を氷の幕で覆うのです。
これによって冷凍魚は酸化や乾燥を防ぐことができるのです!
凍結されたあと水の中を潜るサーモン(グレージング加工)
スケートリンクの魚はグレージングのレベルなら間違いないでしょう!
と色々考えたところで結局捨てられちゃうんだろうな、この魚5000尾は。
まとめ雑記
今年はチリでは赤潮の影響で鮭が2500万尾死んで、マルハニチロが異物混入の疑いからサンマ缶2700万個回収するなどという事件がありましたから、5000尾という数字が職業柄とても小さく見えてしまいます。大事な命であるのは双方変わらないんですがね。
世間の声はともかく、こうした「農林水産物をコンテンツとして活かす!」みたいな企画は何か可能性を感じるんですよ。生きた金魚のアートアクアリウムなんかもいいですが、こういった食べ物としての生き物を活かした企画も本当は(魅せ方次第では)面白いものだと思います。一般受けしているマグロ解体ショーとかね。
ということで次は世間の倫理観に配慮した面白い魚企画第二弾を期待していますよ!
頑張ってくださいスペースワールドさん!!
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ジョージ